最近は、make.com(旧integromat)を使うと爆速でいろいろと自動化できるので気に入っています。
今回はクラウド会計システムfreeeに「納品書」データを自動登録したいという案件があったので、爆速で登録できるようにしてみました。
なぜか、見積書と請求書は連携できるサービスはあるのですが、納品書はできなかったので、make.comを使うことにしました。
目次
freee アプリ作成
freeeのアプリ作成の基本的な部分は省略しますが、変更が必要なのはコールバックURLです。
https://www.integromat.com/oauth/cb/oauth2
また、権限設定タブで必要な権限にチェックをつけてください。
make.comでシナリオ作成
OAuth 2.0の認可コード取得とアクセストークン取得
freeeのチュートリアルはこちら。
make.comのシナリオ作成画面で、HTTPモジュールの「Make an OAuth 2.0 request」を選択。
Connection name
任意の値
Authorize URI
https://accounts.secure.freee.co.jp/public_api/authorize
Token URI
https://accounts.secure.freee.co.jp/public_api/token
さらに、advanced settingsを開き、Authorize parametersに次の2値を設定します。
response_type code
prompt select_company
Saveボタンを押すとアプリを有効にする事業所を選択する画面になり、その後アクセス権を許可する画面になります。
freeeに納品書を作成する
URL
https://api.freee.co.jp/iv/delivery_slips
Method
POST
Body Type
RAW
Content Type
JSON
Request content
company_idとpartner_codeは各環境に合わせて変更します。
なお、freeeの事業所の詳細設定で「取引先コード」が使用するになっていることを確認してください。
{
"company_id": 事業所のID,
"delivery_slip_date": "2023-04-01",
"issue_date": "2023-04-01",
"subject": "文房具セット",
"tax_entry_method": "out",
"tax_fraction": "omit",
"line_amount_fraction": "round_up",
"withholding_tax_entry_method": "out",
"partner_code": "ABC株式会社",
"partner_title": "御中",
"lines": [
{
"type": "item",
"description": "消しゴム",
"unit": "個",
"quantity": 1,
"unit_price": "100",
"tax_rate": 10,
"reduced_tax_rate": false,
"withholding": false
},
{
"type": "item",
"description": "鉛筆",
"unit": "本",
"quantity": 10,
"unit_price": "80",
"tax_rate": 10,
"reduced_tax_rate": false,
"withholding": false
}
]
}
登録が成功した場合には、モジュールの虫眼鏡アイコンをクリックするとStatus codeが「201」になっています。
エラー発生時には、エラーメッセージが表示されます。