八頭町 自動運転バスに試乗しました


鳥取県八頭町とSBドライブ株式会社による、全国初 現行路線での自動運転バスの実証実験がスタートしました。
バス専用レーンを走行するわけではなく、普通の田舎道を走行します。

試乗に応募していたところ当選しまして、息子と乗車してきました。

郡家駅から大江ノ郷自然牧場までの7.2km。
驚いたのは、自動運転バスのスピードです。もっとゆっくりと走行するのかと思っていたのですが、最高時速38kmで走行します。
乗り心地も快適で、通常の路線バスと変わりません。
(スタッフの方曰く、自動運転バスでは、 「過去最高の乗り心地」だそうです。)

走行にはGPSデータを利用しており、車線による制御は行っていないとのこと。そのため、雪が降って車線が見えない状態でも自動運転可能とのことでした。

今回の実証実験に備えて何度も走行し、カーブでのスピード等の微調整を行ったため、他の自動運転実証実験よりも最高の乗り心地を実現できているそうです。

車内の乗客の動きも車内カメラを使いAIで検知し、走行中に立って車内を歩くなどすると自動的にアナウンスで注意します。

その他にもAIが何か異常を検知すると遠隔地のオペレーターに通知が届き、オペレーターから乗客に呼びかけることもできます。また、車内に緊急電話もあるので、それを使ってオペレーターを会話することもできます。
例えば、急患のため救急車を手配した場合には、「救急車が向かっています」などの状況を車内モニターに表示することもできます。

走行面では、信号がない場所での一時停止、踏切での一時停止、信号での停車・発車など、乗っていて全く不安に感じることはありませんでした。

バス停での停車も全て自動運転で行われ、縁石の近いところまで進みスムーズに停車・発進できていました。ドアの開閉も自動で行われるそうです。

バス停の縁石近くまで自動運転で停車

2020年度の実用化を目指しているとのことで、こんな自動運転バスが八頭町内を走行する日が楽しみです。