Private LoRaゲートウェイ用の移動可能(可搬式)アンテナポール


Private LoRaのゲートウェウィ(基地局)は高い位置に設置するとよく電波が飛びます。
通常は地面に固定したポールに設置したり壁面に設置したりするのですが、今回の案件ではPrivate LoRaの利用場所が変わるため場所移動できる可搬式アンテナポールにPrivate LoRaのゲートウェイを設置してみました。

このポールは最大4.5mまで伸びます。更に6.5mまで伸ばせるポールもあります。写真は最も低い状態です。
伸ばした際にはテントの様にロープで固定します。
ポールはこのゲートウェイ用ではないため、ポールとゲートウェイを固定するためのアダプターを作成しました。

Private LoRa用移動可能(可搬式)アンテナポール

このゲートウェウィは、防水対応で中にLoRaモジュールとLTEモジュールが内蔵されており、LoRaの送受信データをLTE通信でクラウドサーバーに中継することが可能です。ちなみに、LTEに利用可能なSIMはドコモ系のみに対応とのことです。初めソフトバンク系のSIMで通信できずメーカーに問い合わせしてしまいました。LoRaを使いたい場所は携帯の電波が良くない場所であることが多く、どのキャリアが入るかわからないのでau系、ソフトバンク系にも対応していただけるとありがたいです。
また、電源はPoEに対応しているため、LANケーブルを接続すれば最大100m離れた場所の電源を利用することも可能です。

Private LoRa用移動可能(可搬式)アンテナポール

こちらのゲートウェウィはEASEL社製で、以前弊社にて通信実験を行った際の通信モジュールの後継機種が採用されています。
もう何年も利用しているので、使い勝手がよいです。ただ、以前はLoRaWANにも対応していたのですが、現行機種はPrivate LoRaのみに対応しています。そこが少し残念です。