Cursorへのspec-workflow と superpowers の導入ガイド

#AI

1. はじめに

前回のブログでは、Claude Codeを中心とした開発フローをご紹介しました。

その後、AIコードエディタとして広く普及している Cursor での活用を検討したところ、MCP(Model Context Protocol)を介することで、Cursor上でも比較的簡単にこの強力なワークフローを導入できることがわかりました。

今回は、CursorやClaude CodeなどのエディタからAIエージェントの能力を最大限に引き出すための環境構築手順を、さらに一歩踏み込んで解説します。


2. MCPサーバーの設定

まずは、CursorなどのMCPクライアントに spec-workflow-mcp を登録しましょう。設定ファイルの mcpServers セクションに以下の内容を追加してください。

{
  "mcpServers": {
    "spec-workflow": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@pimzino/spec-workflow-mcp@latest", "/YOUR/PROJECT/PATH"]
    }
  }
}
Attention

/YOUR/PROJECT/PATH は、実際に作業を行うプロジェクトディレクトリのフルパスに置き換えてください。


3. ダッシュボードの起動

spec-workflow-mcp には、タスクや仕様の進捗をリアルタイムに可視化するダッシュボードが用意されています。macOSなどでデフォルトの5000番ポートが競合する場合は、5050番ポート を指定して起動するのがおすすめです。 プロジェクトディレクトリから次のコマンドを実行してください。自動的にブラウザが起動しダッシュボードが表示されます。

npx -y @pimzino/spec-workflow-mcp@latest --dashboard --port 5050

4. OpenSkillsとは? AIに「専門スキル」をインストールする

ここで、今回導入する OpenSkills について詳しく説明します。

簡単に言うと、OpenSkillsは 「AIエージェントに特定の専門スキル(手順書やツールの使い方)をパッケージ化して受け渡すためのフレームワーク」 です。

4.1. なぜ OpenSkills が必要なのか?

通常、AIに複雑なタスクを依頼する場合、毎回プロンプトで手順を説明する必要があります。しかし、これには「指示が長くなり精度が落ちる」「実行のたびに振る舞いが変わる」といった課題がありました。

OpenSkillsは、これらのワークフローを Markdown形式のスキルファイル として定義し、プロジェクトをまたいで再利用可能にします。


5. 6. OpenSkills と Superpowers の導入

obra/superpowers パッケージをプロジェクトディレクトリにインストールします。

5.1. インストール手順

# OpenSkills経由でsuperpowersをインストール
npx openskills install obra/superpowers

# スキルをプロジェクトに同期
npx openskills sync

同期が完了すると、プロジェクトルートに AGENTS.md が作成され、同時に .claude/skills/ 配下にスキルファイルが配備されます。


6. Superpowersの活用方法

obra/superpowers を導入すると、以下のコマンドが利用可能になります。

コマンド 内容
/superpowers:brainstorm 設計の対話的精練。アイデアを壁打ちしてブラッシュアップします。
/superpowers:write-plan 詳細な実装計画の作成。実行可能なタスクリストを生成します。
/superpowers:execute-plan 計画のバッチ実行。一連の作業をAIが自動で進めます。

7. 実践的なワークフロー例

実際にこれらを使って開発を進める際のプロンプトの流れを見てみましょう。

7.1. Step 1: 仕様の策定

AIに作りたいものの概要を伝え、ステアリングドキュメント(方針書)を作成します。

/spec-workflow/create-steering-doc ToDoアプリを作りたい

7.2. Step 2: 実装計画の作成

生成されたタスクリストをもとに、具体的な実装手順を組み立てさせます。

/superpowers:write-plan tasks.md をもとに実装計画をたてて

7.3. Step 3: 計画の自動実行

最後に、計画を自動実行させ、進捗をMCPのダッシュボードに同期させます。

/superpowers:execute-plan 計画を直列で実行して。タスクが完了した時点でspec-workflow-mcp のステータスを更新して。

8. まとめ

Cursorに spec-workflow-mcpobra/superpowers を導入し、上流工程はspec-workflow、実装以降の工程はsuperpowersを組み合わせて開発する環境を構築できました。